家計の“そもそも”を解決! 【老後費用・一問一答編】|ベビータウン
取材協力:ソニー生命保険(株)
家計を項目ごとに分解して、
それぞれの支出や収入の意味を振り返りながら
賢い家計管理を目指すこの企画。
今回は「親の介護費用」についてベビータウン会員のお悩みつぶやきに対し、
お金のプロであるソニー生命のライフプランナーに
一問一答式で答えてもらいました!
*ママからの悩みは2011年3月2日〜3月8日に行ったベビータウン会員アンケートから抜粋しています(回答者数2284名)。
- 蒲池俊二さん
- ソニー生命保険株式会社
新宿ライフプランナーセンター第11支社
元電子部品メーカーの設計者。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、MDRT※の会員でもある頼れるライフプランナーです。
- ※Million Dollar Round Table(MDRT)とは全世界の生命保険営業職のトップクラスのメンバーで毎年構成され、本部は米国。そのメンバーは、相互研鑽と社会貢献を活動の柱とし、顧客のために最善の商品(プラン)・知識・情報等を提供しています。
くさははさん(宮城県)
16歳の年の差夫婦なので、子どもが20歳になる前に夫は定年。一番学費のかかる時期に収入がなくなるので、老後資金もどうやって貯蓄、管理していったらいいのでしょうか?
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
まず、旦那さまの定年退職の年齢が気になりますね。仮に60歳だとして、本当にその年齢でお仕事をお辞めになるでしょうか? 現在は65歳までの再雇用も制度化されていますし、なるべく旦那さまに長く働いてもらうと多少余裕が出ますね。
けれど、一般的に女性の方が男性より長生きします。考えたくないことですが、仮にご夫婦とも現在の日本人の平均寿命(男性79歳、女性86歳)までご存命とすると、16歳年齢差があると旦那さまが亡くなってから奥さまだけの生活が23年間続くことになります。その期間の生活費がご心配であれば、奥さまも厚生年金の老齢年金がもらえるようにいまからお勤めを考えることをおすすめします。
匿名希望さん(静岡県)
2人で暮らしていくのに最低必要な金額。海外で暮らすことの選択など考えた方がよいでしょうか。
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
病気にシンプソンズのキャラクター
最低金額と言っても生活費はご家庭によって異なるため、「そもそも編」の「やってみましょう!」でまずは計算してみてください。
老後を海外で暮らす方が増えているという話題もありますが、永住できている人は多くはないようです。海外で暮らすにはその国の面接があったり、特殊技能を持っていたり、キャッシュを持っていたりなどの条件もあると聞きます。もちろん語学力も必要となりますので、安易に検討されない方がよいでしょう。
ビガーさん(鳥取県)
60〜65歳までにどのくらい貯めていればとりあえずは生活できるのか知りたいです。
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
前述のように生活費はご家庭によって異なるため、「そもそも編」の「やってみましょう!」をやっていただくと、その期間のビガーさんに必要な金額の目安がわかります。
その前に考えていただきたいのが、その時期にどんな暮らしをしていたいかです。ご家庭によってはローンが残っていたり、お子さまがまだ就学中の場合もあります。
ご家庭の実情にあったとりあえずの額が知りたい場合は、一度ソニー生命のライフプランナーのライフプランニングを受けることをおすすめします。
きっかさん(山形県)
老後費用をいつから貯め始めたらいいのか気になります。もちろん早いほうがいいのでしょうが、いまは生命保険料や子どもの教育費を捻出するので精一杯です。
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
生命保険料を捻出するのに精一杯とのことですが、その保険が老後費用となる保険かどうかが気になりますね。すべて掛け捨ての保険なのに生活費を逼迫しているのか、老後資金にもなりうるものなのか、保険の内容を確認することをおすすめします。
貯蓄は早く始めるにこしたことはありませんが、ご家庭によって「貯めどき」があります。一般的にはお子さまの教育費がかかり始める中学生になるまでの時期ですが、幼稚園や小学校を私立にするか公立にするかで変わってきます。
毎日幸せに。さん(兵庫県)
お金を増やすにはどうしたらよいですか? 幸せな老後ってあるんですか? いまの日本は先行き暗いですが、どうしたらいいですか? 政治家は、保身しか考えていませんが、選挙では何を信じて投票したらいいですか? 年収300万以下ですが、老後どうなりますか?
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
トップ10の熟女リスト
低金利の時代にお金をいまより増やすには、収入を増やすか支出を減らすしかありません。まずは家計管理をしっかりやって、それでも増えないときには奥さまもパートなどで家計を助ける方法もあります。いまの日本は確かに先行きが不安ですが、政治家を頼らずまずは自分たちでできることから考えましょう。お金がたくさんあっても幸せとも限りませんから、幸せの意味を考え直すのも手ですよ(笑)。
おりこうわんわんさん(埼玉県)
老後はどのくらいのお金がかかるのか内訳が知りたい。贅沢できなくても旦那と一緒に仲良く暮らすにはいくらかかるか知りたい。
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
老後はお子さまの教育費がかからなくなったり、マイホームを購入してローンが終わっていればほぼ生活費だけになります。生活費はご家庭によって異なるので「そもそも編」の「やってみましょう!」でまずは計算してみましょう。旦那さまと仲良く暮らすというとても素敵な目標があるのであれば、お金よりもそちらが大事だと思いますよ。
匿名希望さん(静岡県)
絶対離婚しないとも言い切れないと思うので、それを考慮して老後費用を準備したい。
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
お金のことよりご夫婦の関係の方が心配になりますね…。離婚の可能性があるのであれば、へそくりしておいた方がいいかもしれません。
匿名希望さん(宮ア県)
家がある場合とない場合でどのくらい違うのでしょう??
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
家がある場合、老後にかかる住居費は、固定資産税と、戸建であればリフォーム費、集合住宅であれば管理費と修繕積立費です。それぞれお住まいの地域や物件によって異なるので、住みたい物件を目安に計算してみてください。ちなみに木造住宅の戸建のリフォームは5-10年ごとに必要になってきます。水回りなどを入れると1回100万円くらいかかるので、それも考慮したいですね。
持ち家がない場合は、賃料がそのまま一生分かかってきます。そう考えると持ち家の方がよいように聞こえるかもしれませんが、賃貸であれば将来の状況に応じていまより安い場所の安い物件に引っ越すこともできるので、どちらが得とは一概には言えません。
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
将来受け取れる年金の見込み額は、日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」をご覧になると試算できますので、おうちのどこかに眠っていないか探してみてください。
えりりんさん(愛知県)
現在、社宅ですが、老後を考えたとき、持家をもっておいたほうがいいんでしょうか?
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
社宅は一般的に、とても優遇された賃貸料金になっています。お勤め先によっては社宅に住める期間や年齢が決まっている場合も多いようですが、もし期限がない場合で、家族構成など広さやお子さまの通園・通学の不便などがないのであれば、なるべく長く社宅にいてもよいかもしれません。マイホームを早く買ってもローンが長い程、利息をたくさん払うことになりますから。その期間に余裕を持って貯蓄ができるはずなので、できるだけ貯蓄をして将来キャッシュでマイホームを購入する手もあります。全額キャッシュでなくても、頭金が多いほどローンの借入が少なくて済みますね。
匿名希望さん(愛知県)
個人年金の保険は本当に良いのでしょうか? 加入した方がいいのか?
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
個人年金と言っても、保険会社や商品の種類・内容によって異なります。通常は払い込んだ保険料以上は保険金がもらえるものが多いですが、特約が付いているかいないかで金額が変わってくる場合もあります。
匿名希望さん(東京都)
投資などはリスクが高く、興味も注ぎ込む費用もないので、「節約して貯める、できれば働いて収入を増やす」、それ以外にないと思うのですが、他に何かいい知恵はありますか。
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
そこまでご理解いただいているのであればそれ以上の知恵はありません(笑)。ただし、投資でも長期間のものであれば必ずしもリスクが高いとは言えないものもあります。短期でリターンを得ようとするとやはりリスクが伴いますが、老後資金として長期で考えるのであればリスクが低いものもあります。ただし「投機」は素人の方はやめた方がいいです。
かりかりん☆さん(秋田県)
年金に頼れない世の中を何とかして欲しい! 同じように働いていて、いまの年配者は年金が貰えて、なぜ私たちはもらえそうにないのか。不公平極まりない!!!と、怒りが爆発します。どう思いますか?
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
年金はまったくもらえないわけではありません。国家が崩壊しない限り年金制度自体はなくならないはずですから。払い込んだ金額以上に戻ってこないかもしれないというご不満かもしれませんが、国の年金は終身受け取れるものなので、長生きすればたくさんもらえるので、がんばって長生きしましょう! 若い世代は不公平感はあるかもしれませんが、個人で考えると何歳まで生きられるかは誰にもわかりません。いまのお年寄りも早く亡くなると総額では多くもらうことにはならないですよね。と、私は思います。
くみさん(広島県)
専業主婦なので、夫が先に亡くなった時、年金がものすごく少なくなるので、夫の生命保険は加入し続けた方が良いのでしょうか?
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
旦那さまが厚生年金に入っていれば、旦那さまが亡くなった後に、奥さまに遺族厚生年金が支給されますので、旦那さま生存時の場合と比べて、奥さまの年金額にさほど大きな減少は見られません(「そもそも編」をご参照ください)。
ただし、旦那さまが自営業で国民年金しか加入していない場合は、亡くなった後は、奥さまは老齢基礎年金分しか受け取れないため、確かにとても減ることになります。その場合は、旦那さまに生命保険に加入してもらっていた方が安心かもしれませんね。
国民年金のみの場合は、厚生年金の方々に比べて、月々払い込んでいる保険料が少ないためこうしたことが起こるので、国民年金のみの自営業などの場合は、保険料が少ないぶん、若いうちから貯蓄に回したり、他の保険に入ったり投資をしておくなど、老後の準備は必要になります。
匿名希望さん(埼玉県)
パパの年収がどのくらいあれば、子ども2人の4人家族でママが働かなかったとしても生活していけますか? 将来は子どもが行きたがれば大学まで、住まいは一戸建を購入したいです。
蒲池さん Shunji_Kamachi_SonyLife
ご質問が一見具体的なようですが、お子さまの教育計画によっても変わりますし、お住まいの場所の一戸建の相場が不明で、またどんな家に住みたいかによっても変わってきます。ローンを何年でどんな組み方をするかでももちろん異なります。
ライフプランニングを受けられると、それらが詳細に出せますので、是非一度ソニー生命のライフプランナーにご連絡ください。
SL11-7216-0087
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